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2022-08-02 13:20:00

消費税の納税義務者は、消費税は「預り金」であって、ご自分の事業の運転資金に使用してはダメ

ですよといわれます。そうは言っても、運転資金に使ってしまう場合もあります。

消費税の仕組は、課税売上の計上により必ず消費税が計算され納税の義務が生じますが、この消費

税から控除することができる課税仕入に対する消費税は、あくまで納税義務者側で整える必要があ

るということです。徴税者側には実に都合のいい制度ということができます。

従って、納税者側でも、控除できる課税仕入の材料は徹底的に計上する必要があります。

ところで、「預り金」となる実際の納税額についての考え方です。これへの対策は、簡易課税制度

の課税仕入率が非常に参考になります。卸売業・小売業・製造業・サービス業などでそれぞれ課税

仕入率が決められていますが、課税売上高が計上されたなら、この課税仕入率を参考に控除税額を

計算し、課税売上高に係る消費税から控除税額を差引き納付税額を推計します。

原則課税であれ、簡易課税を選択している場合でも、概ねの納税額が分かります。

消費税は、最終的には消費者が負担するという税制ですが、納税義務者たる事業者に、負担を強い

ています。特に納税の負担は大きいです。事業者に資金負担の出ないよう工夫をしたいものです。