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2022-06-12 14:01:00
最近、帳簿のお手伝いをして欲しいという依頼がありましたのでお聞きしました。
今までは、ご近所の「経理のスペシャリスト」と称する方にお願いしていたそうです。
この「経理のスペシャリスト」が、歳で辞めたいということで、当方に訪ねてこられたのです。
以前の帳簿を拝見したらちょっと気になることが何か所か出てきました。いろいろ怪しいことがあるのですが、
一番驚いたのは、売上高の計上時期です。ご依頼者の事業はパンやお菓子類を販売する小売業。
そこで、売上は現金売りの他、プリペイドカードによる方法です。「レジ控え」は、現金売りも
プリペイドカード売りもきちんと区分して処理されています。問題は、経理処理です。現金売りは、
「売上高」で仕訳されていますが、プリペイドカードの方は、物を販売したときに売上計上しておりません。
いつ売上げ処理されているかと言えば、カード代金が普通預金に入金があった時。これちょっとおかしくありません?
プリペイドカードは、ファイナンス会社により債権買取りされ、手数料を差引かれた後に入金されます。
従来は、この時点で「売上高」に処理されていたのです。このような誤りが往々にして見られます。ご注意ください。